カラフルに恋して。

雑食アイドルヲタクのゆるゆるブログ

2015年、ジャニーズの現場に足を運んで思ったこと。

12/12、松竹座・クリパで今年の「現場」納めをした。


今年はジャニーズ1本で過ごしたけど、学生最後ということもあっていろいろ忙しくて、あまり現場には足を運べなかった(し、そもそもWESTの現場が少なかった)けど、今までの人生で行った回数よりもずっと多く関西に行った1年だった。

そして、ほぼSJ*1だけでここ数年生きていた身としては、この1年というのはいろんな違いが見れて面白い1年だった。


今日は2015年「現場」の総まとめとしてその違いについて、そして「現場」に入って思ったことをつらつらと書いていこうと思う。


私が感じた、韓国アイドルとジャニーズの違い

1. ツアー期間の差

まず最大の違いがこれ。
SJは自国だけでなく、ワールドツアーという形のため仕方ないけど、かなりの長期間同じ公演をしている。
そのため、貴重な日本公演*2があっても

「あ…これ会場変えただけじゃん…」

となりがちである。

それに比べてジャニーズは春、夏、冬…とその時期ごとツアーがあるため、内容もガラッと変わっていて、毎回次のツアーが待ち遠しかった。

だが、SJもそれだけ長いスパンでツアーを回るため、メンバーソロや曲の構成を変えてくる。
メンバーソロに限っては日本公演だけでも何曲も変えてくることもある。
そのため、えるぷ*3はほぼ同じセットリストであろうが足を運ぶのだ。オタクの悲しい性である。


2.(日本公演に限ると)SJは現場が少ない

上でも少し触れたが、SJのお兄さんたちは出稼ぎドルなのでびっくりするくらい日本公演が少ない。

同じ事務所の東方神起や、少女時代のように日本活動にそこまで力を入れておらず、ツアーではなく、シングル・アルバム発売に合わせて日本で3Daysを2,3度やるといった感じである。

そのため、彼らの公演に多く入りたければ自国である韓国公演か、はたまた別の国の公演に行かねばならず、学生にはなかなか敷居が高い。

なお、派生ユニットであるD&E*4とK.R.Y*5は比較的日本でツアーをしてくれたが、私が好きなメンバーは所属していないので行かなかった。
しかし時たま、彼も「ゲスト」として登場したりするのが商売上手といったところか。

結果として、日本公演に限って話せば、えるぷが1年で入れる現場といえば

・SUPER SHOW*6(不定期)
・ファンミーティング(不定期)
・SMTOWN*7(不定期)
↑ここに+派生ユニットのツアーといったところか。

見ていただくと分かると思うが、全ての公演が必ず毎年やるとは限らず不定期というのがミソである。
なぜかというと以下の理由があるからだ。


3.「活動休止」期間がない

KPOPアイドルを応援するうえで避けて通れない話題であるが、韓国では兵役*8が原因で、グループが一時活動休止に追い込まれることがある。
韓国ではこの休止期間中にどんどん若いアイドルがデビューし、帰ってきた時にはファンが少なくなっている…ということが多くあり、それが韓国のアイドルの移り変わりの早さに繋がっている。

まだSJは恵まれている方であった。
人数が多いため、メンバーが何人か抜けても「グループ」の活動はできるからだ。
それでも、リーダーであるイトゥクが入隊した時は1年ほど充電期間があったし、グループの大半である、シンドンやソンミン、ウニョクが軍、そしてドンへとシウォンが義務警察へと入隊したのでしばらく新アルバムの発売はないだろう。

それを考えると、ジャニーズにはその期間がないため、ある程度年齢を重ねて、どんどんと新しいグループがデビューしたとしても一気にファンが離れることはないんだろうなと感じた。


4. チケット代の差

えるぷをするにあたって1番の壁がこれである。
なにしろチケット代が高い。

日本公演だけに絞って話をしよう。
まず基本が1万超えである。だがそこに毎公演ペンライトが付いているため実質は8000〜8500円といったところか。
だがそこからがいろいろと闇で、シングル発売前後の公演の場合、公演限定CD付きチケットが500円くらい上乗せで買えた例がある。
今思うとなかなかグレーゾーンなチケットであるが、お兄さんたちのことを思えばついついそっちを選択したくなるのがオタクである。

そしてSJはグッズも同じツアーであろうが、会場違いの公演では半分くらいラインナップを変えてくる。
基本的に前公演のグッズ+新公演のグッズ、そして中身が分からないようになっているメンバー別グッズ、日にち限定のグッズ、ファンクラブ限定グッズというものまで存在する。
その土地だけのグッズがあるのはありがたいが、グッズ好きオタクとしてはなかなかに頭を抱える事象であった。

それを考えると、ジャニーズも会場限定グッズはあるとしても、基本はツアーごとのグッズのため、ここまで頭を抱えることはなかったし、なによりメンバー別が最初から分かってるので財布に優しく、ありがたかった。


5.チケットの取りづらさ

しかし、ジャニーズにも欠点がある。
それはチケットの取りづらさだ。
SJは日本公演が少ないとはいえ、毎回ドーム公演なのでまず外れることが少なく、3Daysのうち1名義で1公演は当たるようになっている(のだと思う)。
会場に1回でも入れればいいという考えのため、SJなどは自分名義でしか申し込んだことがなかった。

だが、ジャニーズの公演にいざ申し込んでみるとそのチケットの取りづらさに驚いた。
会場自体が小さめであるということを鑑みても、ここまで取りづらいとは。
必然的に友達と協力してチケットを取ることになるが、それをやっても「全滅」ということもある。
プレイガイド(一般発売)も一応あるが、情報局・メール会員先行よりも圧倒的に敷居が高く、プレイガイドはまず当たらないと言っていい。


今年「現場」に入って思ったこと、まとめ

やっぱり今年1番痛感したのは「チケットの取りづらさ」である。
もちろん、中には転売目的の輩もいるだろうから余計に倍率が高くなっている側面はあるにせよ、一般発売が全く機能してない状況は実はまずいのではないかと思う。

なぜなら、「一般人」を全く取り込めないからだ。
ジャニヲタをしていると、ついつい「「当たり前」の努力もせずにチケットが取れると思うなよ!」という気持ちになりがちだが、FCやメール会員になっていなければチケットが取れないうえ、チケットの取り方も未だに前払い制が幅を利かせており、それによってコンサートに足を運びたいと思っているライトなファンがいても、それによって取り込むチャンスを失っているのではないだろうか。

また、ファン同士のいろいろな用語や決まり事も敷居を高くしている原因だと思われる。
一応、私も一度はジャニヲタに浸かっていた身であるから、すぐに戻れると思っていたが数年の間に変わっていることもあり、最初は戸惑った。
一度浸かっていた人間ですらそうなのだから、初心者はさらにハードルが高いだろう。

確かに、現時点でもキャパシティ越えでチケットが取りづらくなっているのだから、一般発売の枠を大きくするなんて…と思ってしまう人もいるかもしれないが、これからそのグループが活躍するためには「茶の間ファン」をいかにして取り込むかが鍵であり、そのためにはやっぱりコンサートは不可欠だと思う。
特に、私が今応援しているジャニーズWESTは歌もダンスも出来るグループなので、バラドルとしての一面だけでファンになってもらうよりも、コンサートで生の彼らを見てもらったうえでファンになる方が今いるコアなファンとの「感覚のズレ」が少ないんじゃないかな、と思う。


…と、ここまでダラダラ書いてきたが、結局私が言いたいことは1つで、
「もっとWESTの現場増やしてくれ」
それだけである。

来年もまた、韓国アイドルとジャニーズの違いを楽しみながら、いろんな現場に行けたらいいなと思っている。

皆さん、カウコン見ながら良いお年を!

*1:SUPER JUNIOR。韓国1のバラドルアラサー集団。

*2:「出稼ぎドル」と(主に私が)思ってしまうくらい日本で公演をしない。なお、ユニットではツアーをすることもある。

*3:E.L.F。SJのファンの呼び名。

*4:ドンへとウニョクのユニット。WESTでいうツイン。

*5:キュヒョン、リョウク、イェソンのSJのメインボーカル3人からなるユニット。

*6:大体1年に1回あるコンサートツアーの総称。会場は東京ドーム、京セラの場合が多い

*7:彼らの所属するSMエンターテイメント主催の事務所合同コンサート。ジャニーズでいうところのカウコンをワールドツアーしてるイメージ。

*8:韓国では29歳までに2年間の入隊義務がある。兵役免除になることもあるが、過去に芸能人の兵役免除が問題になり、今はほとんど免除されることはない