「きっかけ」と「ハマる」が違う
私はジャニーズもKPOPも好きな人間であるが、新しいグループと出会った時、1番初めにするのが自担(ペン)探しである。
だが不思議なことに
「あーこの子いいなぁ、私のツボ!」
と最初に思ったメンバーは自担にならないことが多い。
必ず当てはまるわけではないのだが、
- 最初に気になるメンバーは、グループでも大体センターに位置するメンバーや(自分の中で)イケメンキャラ
- しかし自担(ペン)になるのは可愛いキャラ(だがなんか熱い)
なのである。
こう考えると、まんまと事務所の戦略にハマっている気がする。
だが、なぜ何年もヲタをしていて、自分の好みも知っているはずなのに、第一印象とは違ってしまうのか。
自分なりに考えてみたいと思う。
人生初の「担降り」
例えば、私がジャニヲタになるきっかけの嵐。
その当時、松潤が金田一を演じていた。
元々「金田一」好きであったのと、「時代」という曲が自分的ツボであった私は、
「私は松潤ファン!」
と信じて止まなかった。
だがいろんな番組を見ていくうちにその気持ちが揺らいでいるのに気付く。
当時は所謂盲目ファンだったから、一度宣言した人以外をファンと言ったら、軽い気持ちでファンと言ったと思われるという謎の信念で1,2年は松潤ファンであった。
だがそんな信念が打ち砕かれる時が来る。
きみはペットのモモちゃんにときめかない私がいたのだ。
今思うと髪型くらいで…と思ってしまうが、松潤のクルクルパーマで心が揺らいでいるところを見ると、そこまで「ファン」でなかったのかもしれない。
その時、改めて「自担」を考えた時に、私は翔くんが好きであったことに気付く。
実はハマった時から自然と翔ちゃんばかりを追っている自分がいたが、前述した謎の信念でそれを否定しまくっていた。
だが、翔くんが好きだと自分の中で認めた瞬間
「あーなんかしっくりくるなぁ」
と感じたことを覚えている。
これが私の人生で初の「担降り」であったのだと思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
悲しいことに、翔くんこそ私の「自担」と言えるようになった時からすぐに私の嵐ファン生活は終わった。
きっかけは「念願だったコンサートに入ったら、なんだか満足してしまって燃え尽きた」という嵐サイドとしては最悪なものであった。
しかし、小学生の時は嵐一筋であった私は、その燃え尽き症候群をきっかけに、まんまとヲタク沼に足を踏み入れることとなる。
嵐に燃え尽きた私は、その後KAT-TUNやエイト、はたまた東方神起やSJとコロコロと好きなグループが変わることになった。
そんな凄まじい心変わりのなかでも、「第一印象で気になったメンバーとその後の自担が違う」という現象にたびたび悩まされた。
最初に気になったメンバーと自担が一致したのは、後にも先にもKAT-TUNだけである。
事務所の戦略
私が1番最初に気になるのは大体センターやイケメンキャラであることを鑑みると、見事に事務所の戦略勝ちであると言っていい。
グループのセンターはどこも基本的に「イケメン」といわれる人が多いが、能力などを考えるとそのグループの平均値の人が多い。
そこを考えると、私は最初にグループのセンターにハマることで
「そのグループのカラー」
を見ているのではないかと思う。
なぜなら、私がピンと来ないグループはライブ映像を見た時に、センターにときめかないことに気づいたからである。
そして、センターにハマったあと、自分のなかで新たに自担を見つけ出したところは長くハマったことにも気付いた。
これはおそらく、その「グループの平均値」から自分なりの「平均値以上の」メンバーを見つけ出すことで、そのグループに対する期待度が高くなり、その結果長く好きでいられるのだと思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
思わず長くなってしまったが、「自担探し」というものは、ヲタ生活をいくら重ねても楽しい。
これからは事務所の戦略にまんまと乗る自分に素直になって、それから「自担」を探すことにしようと改めて感じた。